この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night
第1章 誘い

 晃の言葉に、宵はほっと胸をなで下ろした。
 どうやらこういうことを、まったく知らないわけではなさそうだ。さきほどの相手が男だとバレても何も言わないということは、そういうことに偏見もあまりないのかもしれない。

「ちげーよ。恋人なんかじゃない」
「ならセフレ?」
「ただの金儲け」

 宵は学生ズボンのポケットを探り、さっきの男から受け取った三万円を晃に見せた。

「金さえ払ってくれれば、なんだってするよ。あんたもやる?」

 試すようにそう尋ねた。半信半疑だったが、晃は意外にも、それを拒否しない。

 しばらくの間万札を見つめ、宵に視線を戻した。

「男ばっか誘ってんだ」
「別に。誰だっていーよ、相手なんて」

 晃は思案するように腕を組んだ。
 それから宵のあごを軽くつまんでクイッと上向かせた。

「キレイな顔してるもんなぁ、君。大河……宵君だっけ?」
「そーだよ」

 短く答え、晃の指を振り払う。
 鬱陶しさに、思わず睨みつけてしまう。

「本当に、なんでもするの?」
「するよ」
「じゃあ、女装なんてどう?」
「……は?」
/346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ