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けいやく
第2章 きっかけ。

身支度を 整え 化粧の お直しをする。

彼が バスルームから 出てくる。
腰に バスタオルを巻き、
頭の水気を タオルで 拭いている。


「もう 行くの」

『ええ』

「また 連絡する」

『もう 逢わないわ 』

「えっ」

『主人が 気づきそうなの』


理由は なんだっていいの
ただ 彼に 飽きただけ。

そう、それだけ

彼は 貴方では ないもの
私の 欲してる 人ではない


『御機嫌よう』


ドアノブに 手をかけ 部屋を 後にした。



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