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けいやく
第4章 目撃。
「先ずは 映像を 鑑賞致しましょう」
いつの間にか ベットの上で 起きあがった私の背後に 廻っていた 。
『嫌っ』
片手で 顎を持たれ テレビの方向に 固定された。
見まいと 顔を 動かそうとするが びくともしない。
嫌悪に 瞼を 閉じようとしたが、
嫌悪より 好奇心が 募り 瞼を閉じる事は 出来なかった。
耳元から 喉から搾り出すような、滝野の 含みえ笑いが 鼓膜を 刺激する。
振動で 躰が ピクリ、反応する。
「これだけで 感じて いるのですか」
滝野が 愉しげに 言葉を 発する。
その声に また 躰が 反応してしまう。
その反応に またもや 愉しげに 含みえ笑いを湛え、もう片方の掌が 胸を捉えていた。