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けいやく
第5章 覚醒。
窓から差し込む 初夏を思わせる、少し刺す日射しに 目覚める。
辺りを見回し 昨日起こった 出来事を 想いだす。
躰は重いが 心は 今だに 高揚していた。
『お目覚めに なりました』
リビングに 行くと、幸さんが 優しく問いかけてくる。
『今 お茶の用意を してきますね
お掛けに お待ちください』
幸さんが キッチンへと、
私は そろそろと 怠い躰を ソファーに 腰を沈ませた。
『この後 どうなされます』
『帰ります』
『ゆっくりなさっていって下さい』
軽い やり取りをし 滝野宅を出る。
この先 私は どうなるのだろう。
昨日の 出来事を 重い出しながら、家路に着いた。