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奥様は淫乱女装ビッチショタ!
第1章 金曜日はガマンしない!
しばらく、と言っても10分くらいだろう。気絶してしまった鶯の寝顔を見ていた。白眼を剥いて舌を垂らしたアへ顔が、いつの間にか何も知らずにすぅすぅ眠るお姫様に戻っている。二人の身体を軽く拭いて、鷹斗はぼんやり考えていた。賢者というより隠者タイムだと思う。
鶯の箍を外してやる必要がどうしてもある。それが金曜日の約束だ。我慢しない日。
鷹斗と鶯が恋人に、ほぼ同時に肉体関係になって1年。
16歳の年齢差、42センチの体格差。セックスが最初からスムーズだったわけがない。鶯は性教育の授業もまだだったし、鷹斗だって男の子なんか初めてだ。
それでもなんとか繋がれたのは、二人共、それが当然だ、そうなるべきだと頭から信じきっていたからだ。
そうなってから、鶯の吸収と成長は凄まじかった。身体も心も情熱も、全てが鷹斗に向いている。普通に考えたら重すぎる愛だが、自分だって相当だという自覚はある。そもそも自分たちは重いのだ。いつだって、ずっと前から。

普段なら仕事の合間の一服でしかない煙草が無性に欲しくなり、鷹斗は部屋を出た。幸い、ダイニングチェアのジャケットに何本か入れたままだ。そのまま室内で吸うのは気が引けて、気遣いパパを見習い換気扇の前に立つ。キッチンに来たついでだ、ちゃんと水を飲ませないとな。ペットボトルを出そうと冷蔵庫を開ける。
ラップで包んだ大皿に、山盛りの真ん丸おにぎり。
つい吹き出して、煙でむせた。
鶯は別に女の子になりたいわけではない。鷹斗も求めたこともない。でも女の子の服は好きで、部屋はどこもかしこもピンク色で、服に似合う髪やリップを欲しがる。女の子、というファッションが好きなのだ。
でもその中身はちゃんと男の子だから、料理は繊細より豪快だし、垢抜けない。食卓はいつも茶色、茶色。鷹斗が作る料理がそうだから、それで育った鶯には当然だ。
とにかく頭の中はセックス、セックス。帰宅と同時に準備は山ほど。シャワーを浴びて直腸洗浄、念入りにコスチュームを選び、家中にローションだのを配備して、夕食は手軽に素早く、なんなら最中にでも食べられるもの、マラソンランナーとバナナみたいに。
夕方の鶯のテンパり具合を想像すると笑いが止まらなくなった。煙草どころではない。大皿とペットボトルを手に引き返す。
もちろん、可愛いお姫様にまだ朝は遠いと教えるため。
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