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あなた~you~
第2章 You did a good job!
「あのな?乃恵」
「はい」
「男は大体のやつが下心がある」
「はい」

「今後、俺の許可なく男に着いて行くの禁止」

乃恵は小さく小首をかしげて
顔いっぱいに「?」マークを思い浮かべた。

「あのね。乃恵は男を見る目がまだないだろう?」
「そうかも知れません」
「俺が選定してやる。だからデートに誘われたら俺に聞け。
俺が許可したら、その男とのデートを許す」

「岡部先輩が悪い男性を教えてくれるんですね」

少しきらきらした目で、期待を持って俺を見つめる。

「まぁ・・・そう言うことかな」
「ありがとうございます!今まで男性との触れ合いがあまりなかったので
男性が良く分からないのです」

騙される!
絶対に騙される!

「乃恵、本当に全部俺に聞けよ?」
「はい。でも、それではまるで私が子供のようですね」

なんて笑うけど。
子供の方がよっぽど扱いが簡単だ!
子供は下心見え見えの大学生にナンパなんかされない。
子供は酔ってどうにかしようなんて男は寄ってこない。

はぁ・・・

隣で嬉しそうに歩く乃恵を見て
何だか分からない保護者意識に、ため息をついた。
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