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第17章 誘惑の淫売窟

「ああっ……あぐっ……あはあっ……ンアアアアッ！　きっ……気持ち良いっ……ひうっ……や、やめ……ろ……」

「……やめろ？　それでは私の勝ちということで良いのですね？」

　それは駄目だ。

「や……やめるな……やめない……で……ンアッ……くひぃっ！」

　再び愛噛み。コリコリとした小さな勃起をカイオラルが優しく嬲りつくす。

「あああああ……駄目だ……ああっ……こんなっ……くうっ……あああっ……ンンッ……ンンッ……ンンーッ！」

　女の部分をいいように口で弄ばれ、快楽に悶え狂わされている。普段なら、戦士学校の仲間たちが相手なら立場は逆であるのが常だったのに。

　思えば、最初にキスをされたときからカイオラルのペースにハマっていたのだ。あの、心奪うような情熱的な舌の動きに、ラーナは乱されてしまっていたのだ。

　勝負はそのとき決まっていたも同然だった。

（ち……畜……生っ……）

　だか今更時を戻すことは叶わない。負け戦に陥落寸前となったラーナの城門に、カイオラルの指が二本、破城鎚となって突き挿さる。