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逆襲のフィメス
第3章 口淫の虜囚妻
「ンッ……は、うぅぅ……ンンッ!」

 いつしか、サヤがこぼす喘ぎ声は官能を帯びた淫らな甘い蜜の音色となっていった。

「ハハハ……お前の妻はなかなか熱心だな。お前が仕込んだのか? ん?」

 上機嫌のラーナの横でログスは涙を頬に伝わせていた。

 二人、三人、四人……妻の美しい顔が汚濁にまみれてゆく。たまらないのは、男たちが皆、射精の直前に妻の名を呼んで謝ることだった。

「サヤッ! くああっ……サヤッ! サヤッ! 許してくれ!」

「サヤッ! ああああ、サヤッ! 出るっ! 出ちまうっ! ごめん、サヤアァァッ!」

「くううっ! あくっ……ダメだっ! サヤッ! 勘弁してくれ! サヤ!」

 この調子で二十人近くの男たちがサヤの口で果てていった。

(呼ぶな! サヤの名を呼ぶな! 止めてくれ! お、おおお……止めろ……やめてくれっ!)

 気も狂わんばかりのログスの心中。

 だが、それを口にすれば、この残忍なフィメスの女を悦ばせるだけだ。ログスはただ胸の内で狂おしく叫ぶしかなかった。

 そして、サヤもまた狂おしい悶えを胸に秘め、最後の一人を咥えていた。
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