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第1章 愛美&愛翔編

まなの目の前にチョコを差し出すけど。



まなは何のことだか分からないかのように、目をパチクリ。



「バレンタイン……？」



「そう……。今日、バレンタインは大好きな人にチョコを贈る大切な日なのよ」



「好きな人？」



「大と付き合った時も、ふられて落ち込んだ時も、まなはいつも私のそばにいて励ましてくれた。本当に感謝している」



「お姉ちゃん……」