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真選組 鮮紅血風録
第1章 男だらけの中に女の子1人の事を紅一点って言うじゃない?
土方【おい、遅ーぞ! 何してやがった!】

結局、沖田の寄り道のせいで現場に到着したのは土方達より後だった。
現場は、ターミナルの近くにある高層ホテル。既に何台ものパトカーが入り口と裏口に構えていた。

沖田【さーせんした、土方コノヤロー】

土方【言葉に謝罪が込められてねーよ! そしてその口に咥えた平たい木べらは何だ!】

沖田【ああ、こいつァちょいと野暮用で】

土方【口に木べら咥える野暮用なんてあるか! そしてその頭のタンコブは何だ!】

沖田【ああ、こいつァちょいと野暮用で】

土方【頭にタンコブ作る野暮用なんてあるか!】

桐【土方さん、様子は?】

すかさず桐が銃器を幾つも取り出しながら尋ねる。

土方【チッ……】

その一言で怒る気を削がれた土方は、咥えた煙草を指先に挟みながら説明を始めた。

土方【奴らは見張りの数名を除いて、全員最上階にある展望フロアで会議中。最上階へはエレベーター、階段、非常階段で移動可能。一般の客も使用してたが、監察方が全員避難させた。今このホテルにゃ奴さん方と俺達しか居ねぇ】

沖田【展望フロアで会議中ねぇ、江戸の街見下ろしながら天下取った気にでもなってんですかねィ】

沖田は、頭上高く聳えるホテルを見上げる。

桐【いけ好かねーテロリスト共が。蜂の巣フルコースご馳走してやんよ】

ガシュン、と音を立て、桐の両手にマシンガンが握られた。

沖田【おー、真選組の弾幕ヤローのお出ましでィ。お前の胃袋ばりに穴だらけにしてやんな】

土方【あんま調子乗んなよ、桐。このホテルはターミナルに近ーんだ、あまり派手にやるとターミナルを一時的に停止させかねねー】

桐【あいよ、ンな事百も承知だ】

土方【なら良い。で、お前胃袋穴だらけなのか?】

桐【いや、生まれ付きです】

土方【どんな生まれ付きだ! どうせ総悟の気ままに付き合わされてそうなったんだろ】

沖田【何言ってんですかィ、土方さんのマヨネーズ依存症で桐の胃が穴まみれになったんでさァ】

土方【んだとテメー! 毎回毎回気に障るヤローだな!】

沖田【その台詞、そっくり丸ごと豪速球で打ち返しまさァ】

土方【るせー! テメーここで息の根止めてやろうかぁ!】

沖田【あーだりー土方死ねコノヤロー】

桐【テメーらのドタマ蜂の巣にしてやろうかあああああ!!!!】
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