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第1章 魅惑のご褒美 ✲椎奈×聡✲

やっぱし、色気がないのかな……



姿見の前に立って、自分の胸を包む。
私の手でさえすっぽりと収まってしまうそれは
お世辞でも大きいとは言えない。


揉まれたら大きくなるって言うよね！
聡、揉んでよ！




………私はバカか。
それこそ色気がなさすぎる。






そうだ………！！！





私は真っ白なチェストの引き出しを開けて
目当てのものを取り出した。




これで、聡のことその気にさせてやるんだからっ！！


私は意気込んで、1日が過ぎるのを待った。