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身代わり愛
第5章 【番外編】1
―――
「で、今日一緒に買いに行かない?」
「えっ…急に休みなんて取れるかわかんないよ」
不器用と判断した俺は桜と一緒にプレゼントを選ぶことにした。
「…じゃあ、携帯貸して」
彼女のスマホを取り上げて、すぐさま会社に電話。
「あ、朝から失礼します。浜田桜の婚約者の篠山といいます。えっと彼女が昨日から腰が痛くって…まあわかりますよね?なので二日休ませてあげてください。ではよろしくお願いしますね?」
タップすると画面はホームに戻った。
「明の…ばか。明後日からいけないんだけど」
「じゃあ行かなきゃいいじゃん?」
「ちょっと!!」
顔を真っ赤にさせて彼女は怒った。
まあ、恥ずかしいと思うのはどっちなのか知りたいとこだけどね。
「行こうか」
「…うんっ」