この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ガラスの靴がはけなくても
第1章 眠れぬ夜


車の中から手招きする姿が見え、それにひとつお辞儀を返して車内へ乗り込んだ。


「お願いします」


「はい、どうぞ」


なんだか緊張してしまう。
約三年間部長と同じ空間で仕事をしていたものも、二人になることなんて滅多になかった。
ましてや狭い車内に二人きりだなんて。


……そう。今私すごく気まずい。
何か話さないと。何か……


「あっ!部長のお車は?」


車通勤だと言っていたはずなのに、何故だか社用車で。


「置いてきた」


「え?」


「ほら、なんかやらしーだろ?自分の車なら"ドコ"にでも入れる」


「……?」


ハンドルを握りながらニヤリと嫌な視線を流す部長。


「送り狼にならない為の社用車だってこと」


「~~っ!それってセクハラです!」


…………しまった。
完全に墓穴掘った。


「大体"送り狼"って言葉はこう言う時に使いません。私は酔ってませんし。今は仕事の帰りであって合コン等の帰りではありません」


今の言葉が部長の冗談だと分かっていても、訳の分からないことを口走る私は完全に緊張してる。


/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ