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第9章 彼の秘密

「くっ、…締め付けんなって」


「あっ、やっ、今イったば、っか…！やぁ、っん！」

「ッ…しらね…ぇよ」


全部が埋まった瞬間に、下から突き上げられた。
思わず前のめりになって慶司さんにしがみつく。
そのまま両方のお尻を掴むと激しく打ち付けられる。


「あっ、ああっ！やっ、激し…い、あぁッ！」



打ち付けられる度にベットのスプリングの軋む音と繋がった部分からグシュグシュと水音が響く。
いつもの私のベットで休日のお昼からこんなに激しく肌を重ねて。すごくいけないことをしている気分になって。
二人の熱い吐息で部屋の空気さえも甘美なものに変えてしまっているように感じる。


激しく打ち付けたかと思えば、緩やかに抜き差しを繰り返して。どうされても、その一つ一つに身体が敏感に反応しておかしくなりそうで。


「ほら、自分でいいとこ見つけて」


「っ、はぁはぁっ！あっ、やんっ！こ、こぉ！」


「ッ…、ここ？」


「あぁっ！そこっ、あっ！すごいっ、やああっ！！」



自分で動かしていた腰が止まらなくなる。