この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ガラスの靴がはけなくても
第1章 眠れぬ夜
人の幸せを祝えるのは自分もまた幸せな時だとよく言ったものだ。

たった数時間前に社会人歴と同じだけ付き合ってきた人にフラれた私は、到底目の前の幸せを祝う気になる訳もなく。


むしろ妬みすら感じるくらいで。



あぁ、ダメだ気分が悪い。
気分が悪いだけじゃなくて本当に体調もおかしい。



「お先に失礼します」



ようやく絞りだした声は消えそうなくらい小さかった。


大丈夫。感じ悪かったかもしれないけど誰も私を見ていなかったはず。





……もう一度連絡してみようか。
いや、だけど何て言えばいい?



"嫌だ"


"別れたくない"


"悪い所は全部直すから"


"これからも側にいさせて"






浮かんでは消えていく私の本音はどれも口に出すことは出来ない。




/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ