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嫌なのに……
第4章 山小屋

「おやおや?亜海ちゃんはいい娘だと思ったのに…
仕方ないなぁ~」
あくまでも爽やかな笑顔を崩さない。
最初の男は獣そのものだった。
だがこの男は獣が二本足で立ち、言葉を話すような…
奇妙な違和感と不気味さがあった。
何処から取り出したのか。
男の手には細い荒縄があった。
まだ亜海の体に力は入らない。
男は手慣れた感じで腕の上から縄を巻き、後ろ手に手首を拘束する。
いやっ、また……
痛くはないが、縄は亜海をガッチリと捉えている。
「もう逃げられないね~
さ、遊ぼうか…僕のお人形さん♪」

