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月 ~優香~
第3章 玉砕
「なぜ?」
「っえ?」
「だからなぜ、
あなたは私と飲みたいの?」
「君のことをもっと知りたいと思ったから。。。」
いつもの口説き文句が、スラスラと口を突いて出る。
「なぜ?」
「君があまりにも綺麗だったから、
もっと君の近くに行きたいなっと思ってさ。」
「・・・・」
「・・・・」
「私がそれを望んでるように感じたの?」
「えっ?
いや、別にそういうわけじゃ。」
めんどくさい女だ。
俺は、イライラしてきた。
お前が望んだかどうかなんて、
考えて声なんて掛けてないさ。
ただ、抱きたいって思ったから声掛けたんじゃないか。
男ってそういうものだろう?
「私、こうしてもらうのを
望んでいたのかしら。。。?」
少し寂しそうに優華が俯いた。
初めて、彼女の人間らしい感情のある表情を見た気がした。
優華は、カウンターの本を取り上げると、
「私、今、本を読んでいるの。
週末まではここにいるわ。
また、その気になったら声をかけてちょうだい。
ドリンク、ありがとう。直也さん。」
言い終わると、
身体をカウンターに戻し、
読みかけの本に視線を戻した。
「っえ?」
「だからなぜ、
あなたは私と飲みたいの?」
「君のことをもっと知りたいと思ったから。。。」
いつもの口説き文句が、スラスラと口を突いて出る。
「なぜ?」
「君があまりにも綺麗だったから、
もっと君の近くに行きたいなっと思ってさ。」
「・・・・」
「・・・・」
「私がそれを望んでるように感じたの?」
「えっ?
いや、別にそういうわけじゃ。」
めんどくさい女だ。
俺は、イライラしてきた。
お前が望んだかどうかなんて、
考えて声なんて掛けてないさ。
ただ、抱きたいって思ったから声掛けたんじゃないか。
男ってそういうものだろう?
「私、こうしてもらうのを
望んでいたのかしら。。。?」
少し寂しそうに優華が俯いた。
初めて、彼女の人間らしい感情のある表情を見た気がした。
優華は、カウンターの本を取り上げると、
「私、今、本を読んでいるの。
週末まではここにいるわ。
また、その気になったら声をかけてちょうだい。
ドリンク、ありがとう。直也さん。」
言い終わると、
身体をカウンターに戻し、
読みかけの本に視線を戻した。