この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
月 ~優香~
第25章 嘘 〜健一〜

俺は、その夏休みから、サンフランシスコへの留学が決まっていた。
たった1年のホームステイだった。
新しい生活にワクワクしながらも、俺のいない一年の間に、
晃と理緒の関係が深まることが怖かった。
ホームステイの準備の買い物に、理緒を呼出し、その帰りに告白した。
「俺が戻ってくるまで、誰とも付き合うな!!」
理緒は、半泣きの顔を俺に向けて、はっきりと言った。
「私は、晃が好きなの。その約束はできないわ。」
玉砕だった。
理緒のさっぱりした性格から、想像しなかったわけではないが、
こうもはっきり言われると、逆にスッキリした。
たった1年のホームステイだった。
新しい生活にワクワクしながらも、俺のいない一年の間に、
晃と理緒の関係が深まることが怖かった。
ホームステイの準備の買い物に、理緒を呼出し、その帰りに告白した。
「俺が戻ってくるまで、誰とも付き合うな!!」
理緒は、半泣きの顔を俺に向けて、はっきりと言った。
「私は、晃が好きなの。その約束はできないわ。」
玉砕だった。
理緒のさっぱりした性格から、想像しなかったわけではないが、
こうもはっきり言われると、逆にスッキリした。

