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月 ~優香~
第6章 覚悟 ~優香~
隣の席に男が座った。
ドリンクをごちそうしてくれた男だ。
。。。しつこい。
「俺は、直也。よろしく。
何の本を読んでいるの?面白い?」
「そうね。」
「家は近く?昨日もこの近くにいたよね?」
「そうね。」
「せっかくだし、一緒に飲まないか?」
気のない素振りをしているのに、しつこく話しかけてくる。
私は、直也と名乗る男を、正面から見て、聞き返した。
「私がそれを望んでるように感じたの?」
私は、晃から離れなくてはいけない時期が、来ていることを悟った。
直也と名乗るこの男が、私にそのきっかけを運んできたのかもしれない。
しかし、勇気が出なかった。
まだ心の準備が出来ていなかった。
今日は、まだ無理。
ドリンクをごちそうしてくれた男だ。
。。。しつこい。
「俺は、直也。よろしく。
何の本を読んでいるの?面白い?」
「そうね。」
「家は近く?昨日もこの近くにいたよね?」
「そうね。」
「せっかくだし、一緒に飲まないか?」
気のない素振りをしているのに、しつこく話しかけてくる。
私は、直也と名乗る男を、正面から見て、聞き返した。
「私がそれを望んでるように感じたの?」
私は、晃から離れなくてはいけない時期が、来ていることを悟った。
直也と名乗るこの男が、私にそのきっかけを運んできたのかもしれない。
しかし、勇気が出なかった。
まだ心の準備が出来ていなかった。
今日は、まだ無理。