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月 ~優香~
第34章 夏休み 〜優香〜

ふぅーん。島崎君か。。。懐かしいな。
思えば、私の初めての人なんだよね。
しっかり、他の人に乗り換えられちゃったけど。
あの時は、ほんと、辛かったなー。
世界の終わりかっていうくらい、落ち込んで、
もう恋愛なんて、出来ないくらいに思ってたのに、
私ってゲンキンよね。
「まぁ、島崎君はおいておいて、久しぶりにみんなにも会いたいし、
一緒に帰ろうか。」
「うん、私一緒にチケット取っておくね。」
正直、健一のいない東京で、夏休みの間、どうしようかも考えていなかった私。
未来と一緒に帰るんなら、田舎の夏休みも、楽しいかな。

