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月 ~優香~
第9章 戸惑い ~優香~
私は戸惑っていた。
初めて会った男の手で、こんな淫らに性を解放したことに。
そして、充実感。
生きている感覚。
自分の中に芽生え始めている、やわらかな感情。
直也の心臓の音を感じる。
直也の熱を感じる。
自分が生きていたことを実感する。
久しぶりに感じた安らぎだった。
晃では味わえなかった感覚。
束縛も、不安も、後ろめたさもないセックス。
こんなに感じたことに、
こんなに激しく求めたことに、
こんなに淫らに乱れたことに、
生きていることを感じた。
隣で寝ている直也に、
私に生きていることを教えてくれた直也に、
愛おしさを感じている自分に、戸惑っていた。
こんな気持ちは、何年振りだろう?
バスルームの鏡を見ながら、自分自身に笑いかける。
初めて会った男の手で、こんな淫らに性を解放したことに。
そして、充実感。
生きている感覚。
自分の中に芽生え始めている、やわらかな感情。
直也の心臓の音を感じる。
直也の熱を感じる。
自分が生きていたことを実感する。
久しぶりに感じた安らぎだった。
晃では味わえなかった感覚。
束縛も、不安も、後ろめたさもないセックス。
こんなに感じたことに、
こんなに激しく求めたことに、
こんなに淫らに乱れたことに、
生きていることを感じた。
隣で寝ている直也に、
私に生きていることを教えてくれた直也に、
愛おしさを感じている自分に、戸惑っていた。
こんな気持ちは、何年振りだろう?
バスルームの鏡を見ながら、自分自身に笑いかける。