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月 ~優香~
第12章 リベンジ
俺の脳裏に、鮮明に残っている記憶が蘇る。
「ごめんなさい。直也君。ごめんなさい。」
泣きながら、見知らぬ男たちに辱めをうけ、
官能の世界に落ちて行った美穂。
俺だけのものだった。
俺だけが愛したはずだった。
俺の可愛い美穂。
女なんて、しょせん皆同じだ。
相手は誰だって同じなんだ。
抱いてしまえば、欲望のまま腰を振る。
優華も、結局あいつと何も変わらない。
嫌違う。美穂から逃げたのは俺だ。
美穂を恐れ、一番、傷つけたのは、俺だったんだ。。。