この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第42章 犬
その不自然な姿勢をものともせずに襲いかかる女は、既に人ではない。

ただ背後から抱き、女の乳房に手を回す男の切ない表情にも目がいった。

男は女が人だろうが何だろうが構わない、赦された時を惜しみ切なく愛おしそうに女を抱いているのだった。

ああ、先生は間違いなくワタシを愛してくださっている。しっかりと感じとれたのだ。
それだけで十分嬉しかった。先生の切ない表情が想いが知れて…

最後の写真で何の化身だったかがわかる。
ディルドを入れながら沙絵さんも言ってたような気がする。


『女郎蜘蛛』

タイトル通りの写真だ。

沙絵さんに向かう先生、繋がる二人に嫉妬したワタシ。

鎖を揺さぶり体を海老反りさせて二人に近づくワタシ。

鬼気迫るワタシは上げた顔が背中の下にあり、その脚は蜘蛛の如く開いて天を掴み、結ばれた腕を震わせ指は何かを掴もうとしていた。

唾液が飛び散り、それは口から吐かれる蜘蛛の糸に写っていた。
カッと見開いた目は獲物を狙う鋭い光を放つ。

女の殻は破れ、本来の姿を見せたワタシは女郎蜘蛛そのものだった。


ひととおり作品を見終わえたいずみさんに声をかける。

/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ