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写性 …SHASEI…
第43章 卒業記念
先生はこちらを見ることすらなく、次の作品の為の準備をしていた。

縛り終えると沙絵さんはクスリと笑って離れて行った。


いずみさんには制服姿は最後に見せると話してあったけど、それに気づいてもいないようだった。

お父様に描いてもらうのもたぶんこれが最後になる。そしてそれをいずみさんに見せるのは最初で最後。

いずみさん、あなたが来る前は私だけがお父様の絵の題材だったのよ。
あなたよりずっと前からお父様を知っているのよ。


「簡単な命令よ。絶対に喋らないで、声も出さないで、お父様が絵に集中出来るように静かにしていて。」

縛られた意味もわからないし、本当に簡単な命令の意図も、やはりわからなかった。

先生もワタシを見てはいけないという命令でもされているのだろうか。

先ほどからワタシの存在すら感じていないような素振りなのだ。


沙絵さんが元の位置に戻る。

「お父様、次の作品のテーマを教えるわ。」

「ああ、教えてくれ。」

やはり沙絵さんしか居ないような話し方だった。

「『出発』よ。」

「わかった。」

沙絵がいずみの前で絵を描いて欲しいと最後の願いと言って伝えてきた。

いずみがモデルになりたいと言い、絵を描きながら欲情したこと、
絵が愛の架け橋であることを知っている沙絵の最後の願い。
それが、皆にとって残酷な課題であるとわかっていた。

直接は話していないが、この1週間沙絵がしてきたことは、自分の写真への追求、いずみと僕の愛の確認、そしてsexへの探求だった。

沙絵は今日の課題を終えたら、僕やいずみ、日本に求めるものは完結し、心置きなく日本を去れると思っているのだろう。

僕は心して筆を取った。

先生の返事を合図に沙絵さんはスカートに手を掛けて脱ぎ始める。

パサッ…

そのまま床に落とされる。

はっ…
思わず声になってしまいそうだったが、息を呑んで耐える。

シュルリとタイを外して後ろに落とし、セーラー服も脱ぎ捨てた。

先生が動揺しているようにも窺えるが、
沙絵さんは迷いもなくブラジャーを外して遠くに投げ、ショーツにも手を掛けていた。

それも潔く脱いで遠くに投げる。

「お父様、床に落ちた制服も描いてね。」

「ああ。」

一糸纏わぬ姿になった沙絵さんは、落としたスカートの輪の中から、一歩踏み出して、少し手を拡げた。
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