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スローバラードを君に
第6章 蜜月
思わず頬の涙を唇で掬うと、美名が身体を震わせた。
「怖いよ……しょう君……」
「何でさ?
俺は、美名と出会ってから……
毎日楽しくて仕方ないよ」
「……私だって楽しい……けど」
俺は相槌のかわりに長い髪を撫でた。
柔らかい感触が胸の中を切なくさせる。
「しょう君は……
解らないんだよ!
私は……私はしょう君が初めてで……
私はこの短い間にこんなに変わってしまったのに……
しょう君は自分が変わってないから、私のこんな気持ち、解るわけない!」
美名は、堰を切った様に思いをぶつけて来た。

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