この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋愛レッスン?
第4章 ッ
「清水さん・・・」
「ん?」
「昨日は酔ってしまってすみませんでした」
「いや」
「私が酔わなければあんな事には、ならなかったと思います」
「・・・・」
パンを食べながらじっと静かに私の話を聞いていた。
「清水さんは今、好きな女性はいるんですか?」
「・・・・」
「その人のために私にいろいろ聞いているのでしょうか?」
「・・・だったら?」
「私、昨日のことは絶対に誰にも言いません。
清水さんがその人に告白するのを邪魔したりしません。安心してください」
清水さんはパンを噛み下し、コーヒーで流し込んだ後に
「好きな子はいるよ」
小さくつぶやいた。
あぁ・・・やっぱり。
「ごめんなさい」
そういった私に清水さんは何も答えてはくれなかった。
モーニングを食べ終わって
二人でお店を出て、無言で会社まで歩いた。
きっと・・・
距離的には大したことがなくて
時間もさほどじゃなかったと思うのに
とても長い距離に思えた。
私、清水さんがその女性と上手くいかなきゃいいと思ってる・・・?
昨日、同期会の時にそばにいてくれたことや
みんなの愚痴を上手に聞いてくれたこと。
あのキスの時に、離れたくないと思った。
ほんの数日前に会った清水さんに、偉そうなことを言って
会社では何の接点もない人と、こんな一緒に朝を迎えるなんて。
「ん?」
「昨日は酔ってしまってすみませんでした」
「いや」
「私が酔わなければあんな事には、ならなかったと思います」
「・・・・」
パンを食べながらじっと静かに私の話を聞いていた。
「清水さんは今、好きな女性はいるんですか?」
「・・・・」
「その人のために私にいろいろ聞いているのでしょうか?」
「・・・だったら?」
「私、昨日のことは絶対に誰にも言いません。
清水さんがその人に告白するのを邪魔したりしません。安心してください」
清水さんはパンを噛み下し、コーヒーで流し込んだ後に
「好きな子はいるよ」
小さくつぶやいた。
あぁ・・・やっぱり。
「ごめんなさい」
そういった私に清水さんは何も答えてはくれなかった。
モーニングを食べ終わって
二人でお店を出て、無言で会社まで歩いた。
きっと・・・
距離的には大したことがなくて
時間もさほどじゃなかったと思うのに
とても長い距離に思えた。
私、清水さんがその女性と上手くいかなきゃいいと思ってる・・・?
昨日、同期会の時にそばにいてくれたことや
みんなの愚痴を上手に聞いてくれたこと。
あのキスの時に、離れたくないと思った。
ほんの数日前に会った清水さんに、偉そうなことを言って
会社では何の接点もない人と、こんな一緒に朝を迎えるなんて。