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恋愛レッスン?
第6章 ン
次の日、飲みすぎた身体はすこぶる体調が悪い。
明日のプレゼンの資料、ほぼ終わってて良かった・・・

その時、半田さんが俺の顔を見て
「清水君、風邪?ひどい顔をしてるけど?」
と怪訝そうな声で言う。

「すみません。飲みすぎです」
「・・・・ふ~ん。なに?可愛い総務部の彼女と仲良く飲みすぎた?」

半田さん・・・
大きな声で耳元で話さないでください・・・

「あ。いえ渡辺さんは彼女じゃないです」
「ええ~二人でよく飲みに行ってるのにぃ~?」

「ちょっと。半田さん。俺の私生活を部内で大声で話すのはやめて下さい」
「あら。ごめん」

全然悪かったようには思っていないな。この人。

「なんでそんなによく知ってるんですか?」
「ふふ。みんな知ってるわよ。秘密の恋ならエントランスで待ち合わせしたり
あの居酒屋に行っちゃだめよ。覚えておきなさい」

「・・・・」
「で?彼女じゃないって事はフラれたの?
せめて明日のプレゼンはフラれないように頑張りなさいよ?」

キツイな、この人。

「明日のプレゼンは絶対に成功させます。
そして彼女とも上手く行ってみせます!」

そう大声で言うと
「その意気よ!」
と、バンッと背中を大きくたたかれた。
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