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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第6章 少女達の気持ち
 暑くて熱い夏。ボールを追いかけて、走って走りまくった夏。

 試合終了のホイッスル。今日も練習試合。
 夏休みの間、週に一度の休みをのぞいて毎日毎日サッカーの練習。そして週に一度は練習試合。

 練習試合の結果は勝ったり負けたり。今日は相手校との実力差もあり難なく勝てた。

 勝てたけど…疲れた。

 今までヒデが中心となってやっていた練習だけでも十分きつかったのに、今ではさらに池内監督考案の練習も加わっている。さらにちょうど夏休み。朝から夕方までみっちり練習に時間が取れる。
 もちろんオーバーワークにならないように十分に休みは取っているが、それでも目一杯にきつかった。

 池内がヒデと話し合って決めた秋高サッカー部の基本方針。
 合言葉は「走って走って走りまくれ」

 強豪校相手に個人技では悔しいが勝負にならない。だからチームワークで勝負する。
 というか、個人の技量がこの後急成長しない限り、他のスタイルの選択の余地はない。

 常に数的優位を保ち、誰かが誰かを必ずフォローする。

 それはつまり、走りまくれってこと。
 試合に出れるのはお互いに十一人。その中で数的優位を保ち続けようと思ったら運動量を増やさなければいけない。つまり走り続けろってことね。

 いくら走っても落ちないスタミナと、すぐにフォローに行けるスピード。
 この夏はその二点を重点的に鍛えるために走って走って、そしてまた走る。

 練習試合は結果よりも内容重視。重要視するのはチームプレイ。

 少しでも足が止まると途端に池内監督の罵声が飛んでくる。さすが不良少女、そこらへんの発声は迫力が違う。
 池内の声に追い立てられ走り続けた結果、試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、勝ったはずの俺達のほうが精魂果ててへたり込んでしまった。

 結果は六─〇で大勝だったんだけどね。

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