この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第7章 目指せ全国! 選手権予選開始!
「僕が9番…」

 新しい背番号入りのユニフォームを受け取って、オカが感慨深い声を出す。
 サッカーにおいて背番号9はエースストライカーの背負う番号。今まではヤスの番号だった。

「小学校からの馴染みの番号やったけどな。お前に譲ったるわ」
「ヤス君」
「頼むで。ウチの攻撃はお前の足にかかっとんのやからな」
「うん」

 イソは尊敬するサッカー選手、元オランダ代表のヨハン・クライフにあやかって14番をずっと好んで付けている。
 FWからMFまでこなすクライフのように、攻撃陣を引っ張っていってもらいたい。

 俺は10番をヒデに託した。タモツが背番号を3に変えたため、空いた7番を俺が貰うことにした。

「ゾノ、待って。君が10番を背負うべきだ」
「いやヒデ、お前が着てくれ。みんなもお前のほうが納得する。チームを引っ張っていってくれ」

 サッカー選手として背番号10は憧れの番号。
 今までは俺が付けていた。でも、もっと10番が似合う男が来てくれた。

 悔しい気持ちも少しだけあるけれど、頼れる仲間がいてくれることが嬉しい。

 ずっとチームのために尽くしてくれたヒデ。誰よりも10番が似合う。

「頼むよ」

 俺の言葉にヒデは力強く頷いた。


 秋から始まる『全国高等学校サッカー選手権 兼 埼玉高校選手権』

 予選ブロックを勝ち抜いたチームにシード校を加えた五十二校が全国大会出場の一枚の切符をかけて戦う。
 我らが秋高サッカー部は、夏のインターハイ予選での活躍もあって、決勝トーナメント二回戦からの出場となった。

 俺達と因縁のある武北高校は、トーナメントの反対側。当たるとしたら決勝戦。
 インターハイ予選での雪辱を果たしたい相手、武蔵西武とは順調に行けば準決勝での対戦となる。

 もしも俺達が勝ち進むことが出来れば、準決勝と決勝は因縁二連戦となる。
/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ