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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第7章 目指せ全国! 選手権予選開始!
「僕が9番…」
新しい背番号入りのユニフォームを受け取って、オカが感慨深い声を出す。
サッカーにおいて背番号9はエースストライカーの背負う番号。今まではヤスの番号だった。
「小学校からの馴染みの番号やったけどな。お前に譲ったるわ」
「ヤス君」
「頼むで。ウチの攻撃はお前の足にかかっとんのやからな」
「うん」
イソは尊敬するサッカー選手、元オランダ代表のヨハン・クライフにあやかって14番をずっと好んで付けている。
FWからMFまでこなすクライフのように、攻撃陣を引っ張っていってもらいたい。
俺は10番をヒデに託した。タモツが背番号を3に変えたため、空いた7番を俺が貰うことにした。
「ゾノ、待って。君が10番を背負うべきだ」
「いやヒデ、お前が着てくれ。みんなもお前のほうが納得する。チームを引っ張っていってくれ」
サッカー選手として背番号10は憧れの番号。
今までは俺が付けていた。でも、もっと10番が似合う男が来てくれた。
悔しい気持ちも少しだけあるけれど、頼れる仲間がいてくれることが嬉しい。
ずっとチームのために尽くしてくれたヒデ。誰よりも10番が似合う。
「頼むよ」
俺の言葉にヒデは力強く頷いた。
秋から始まる『全国高等学校サッカー選手権 兼 埼玉高校選手権』
予選ブロックを勝ち抜いたチームにシード校を加えた五十二校が全国大会出場の一枚の切符をかけて戦う。
我らが秋高サッカー部は、夏のインターハイ予選での活躍もあって、決勝トーナメント二回戦からの出場となった。
俺達と因縁のある武北高校は、トーナメントの反対側。当たるとしたら決勝戦。
インターハイ予選での雪辱を果たしたい相手、武蔵西武とは順調に行けば準決勝での対戦となる。
もしも俺達が勝ち進むことが出来れば、準決勝と決勝は因縁二連戦となる。
新しい背番号入りのユニフォームを受け取って、オカが感慨深い声を出す。
サッカーにおいて背番号9はエースストライカーの背負う番号。今まではヤスの番号だった。
「小学校からの馴染みの番号やったけどな。お前に譲ったるわ」
「ヤス君」
「頼むで。ウチの攻撃はお前の足にかかっとんのやからな」
「うん」
イソは尊敬するサッカー選手、元オランダ代表のヨハン・クライフにあやかって14番をずっと好んで付けている。
FWからMFまでこなすクライフのように、攻撃陣を引っ張っていってもらいたい。
俺は10番をヒデに託した。タモツが背番号を3に変えたため、空いた7番を俺が貰うことにした。
「ゾノ、待って。君が10番を背負うべきだ」
「いやヒデ、お前が着てくれ。みんなもお前のほうが納得する。チームを引っ張っていってくれ」
サッカー選手として背番号10は憧れの番号。
今までは俺が付けていた。でも、もっと10番が似合う男が来てくれた。
悔しい気持ちも少しだけあるけれど、頼れる仲間がいてくれることが嬉しい。
ずっとチームのために尽くしてくれたヒデ。誰よりも10番が似合う。
「頼むよ」
俺の言葉にヒデは力強く頷いた。
秋から始まる『全国高等学校サッカー選手権 兼 埼玉高校選手権』
予選ブロックを勝ち抜いたチームにシード校を加えた五十二校が全国大会出場の一枚の切符をかけて戦う。
我らが秋高サッカー部は、夏のインターハイ予選での活躍もあって、決勝トーナメント二回戦からの出場となった。
俺達と因縁のある武北高校は、トーナメントの反対側。当たるとしたら決勝戦。
インターハイ予選での雪辱を果たしたい相手、武蔵西武とは順調に行けば準決勝での対戦となる。
もしも俺達が勝ち進むことが出来れば、準決勝と決勝は因縁二連戦となる。