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第9章 突然の転校生

「僕のことは叶翔でいいよ」




「あ……あの……」




「あ!!ごめん、用事があるんだ。ごめんね、先帰るね。これからよろしくね!!」

彼が私と桃子に微笑みながら、手を振って帰っていった。




本当に彼は、私たちの知らない「星叶翔」なのだろうか？





私たちを見ても何も反応を示さないなんて……。




やっぱり夢でも見ているのかな？