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第9章 7．クレタの暴れ牛の生け捕り

クレタ王ミノスの所に乗り込んだヘラクレスは早速お勤めの交渉に入る

「牛が必要なんだけど、もらえませんか？」


すると、ヘラクレスの素性を知らないミノス王は


「あの牛はひどく凶暴だし、持ち主の私の手にも負えん。だから捕まえる手助けなど恐ろしくてできないが、もし君が一人で捕まえることができるのなら、どこへでも好きなところへ連れて行くがよい」

と、あっさり承諾。

「なるほど、話が早い。じゃあ早速捕まえるとするか」

ヘラクレスは牛を追っかけ回すと、あっという間にＧＥＴ！

牛さんからすれば、体当たりするもビクともしないヘラクレスに大人しく従った…って感じでしょうか

何はともあれ見事、親分のもとに連れ帰り、
あっけなくお勤めは遂行されました


が、問題はその後。


お勤め終了にてお役御免となった牡牛さん。


自分より強いヘラクレスに大人しく従っていましたが、お役御免となり「さらばだ〜」と野に放たれました


とにかく、また暴れまわる！！


そして周辺諸国は大変な被害をこうむったわけです。


はう、そういうとこがダメなんだよなぁ(´･_･`)