この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕である理由
第7章 薔薇のトゲ
言葉が出ない
思いっきり頭を殴られたように
思考回路が途切れた
厳しい視線で
僕を嘲笑う可奈子さん
化粧室へとポーチを持って歩き出す
「時間単位で何万円もの僕はなにか勘違いしてない?」
大きな音をたててシャワールームへ消えた
扉を閉める音に
可奈子さんの怒りを感じた
「…」
可奈子さんの欲望を満たし快楽へと導く
相手からの要望に忠実に
全てを受け入れ、受け止める
身勝手に快楽を求めてしまった
愛してもらおうと
勘違いした僕はもう
娼夫でわなかったのだ
思いっきり頭を殴られたように
思考回路が途切れた
厳しい視線で
僕を嘲笑う可奈子さん
化粧室へとポーチを持って歩き出す
「時間単位で何万円もの僕はなにか勘違いしてない?」
大きな音をたててシャワールームへ消えた
扉を閉める音に
可奈子さんの怒りを感じた
「…」
可奈子さんの欲望を満たし快楽へと導く
相手からの要望に忠実に
全てを受け入れ、受け止める
身勝手に快楽を求めてしまった
愛してもらおうと
勘違いした僕はもう
娼夫でわなかったのだ