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従わない奴隷
第7章 30代、レイコ
まぁ、時間に
遅れた俺も悪いが
とにかく上から目線の
レイコにイラつく



「正直に言っただけよ

奴隷なんだから
さっさと
黙ってついてきなさい」



イラつきはしたが
人前で
堂々と奴隷という
言葉を発するレイコは

ちょっと
スゲーと思った



レイコは
30代といっても
ハリのある肌で

見た目も
めちゃくちゃ
イケてて



甘い香りがした





他の客や
店に迷惑かける趣味は
ねーから


黙って
とりあえず
ついていくと


奥のVIPルームに
連れていかれた


「運んで」


偉そうなレイコは
買ったばかりの
大量の荷物を
俺に運べと
指示してきた



「はぁ?」




「車で来たでしょ?

その車まで運んで」




「俺は宅急便か?!」




「奴隷でしょ?」




なんか
すっげーな、この女




「やだね」



「(笑)」



「なんだよ」



「情報通りね」



「何が」






「あなた・・・

勝手な奴隷なんだって?」






「まぁな

分かってて
なんで俺を指名したんだよ



レイコ」






「呼び捨てはよして」





「やだね」





「ほんと、ムカつく(笑)」





「お前が指名したんだろ?」





「そうよ

こーゆー会話がしたかったのよ

だから
ライキを指名したの」







「呼び捨てにすんな


レイコ」





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