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従わない奴隷
第10章 20代、ミキ
ウェイターに
コーヒーを注文すると

ミキは
椅子を俺の方に寄せて
肩が触れるくらい
俺に近づき

そっと

俺の耳に
唇を寄せた


そして
囁くような声で
ミキは
つぶやいた




「ねぇ・・これ・・」




そう聞こえた時には
俺の太ももに
ミキの手が乗っていた


さすがに
テンパリそうな俺は
必死で冷静を装いながら
そのミキの手に
視線を落とすと


ミキの手と

俺の太ももの間には



封筒が挟まれていた



「さ・き・ば・ら・い」



そうミキは
囁いて
俺の耳から
唇をはなした




あ、あ~~、報酬ね?




マジで
びっくりしたじゃね~か~~~



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