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第11章 俺とバイトとユウリ

今野ってやつの事を
もっと知りたかったけど
残念ながら
ユウリのアパートに
着いてしまった



「ライキさん」



「ん？」




「・・・・」




「どした？」




「あ、ありがとう
ございました」




なんだよ

それ



「じゃ、じゃあ・・」




まるで
さよならみたいな
言い方



「あぁ・・」




「はい・・」




「鍵・・」




「え？」




「鍵、ちゃんと
かけろよ」




「はい

いつも・・・



いつも
ライキさんが
見てくれてて・・・


私が
ドア閉めるまで
見てくれてて

安心でした」




ほら


また



最後みたいな
言い方・・





「そうか？」




「はい・・・

じゃあ・・・」




「おぅ・・」










ユウリは

ドアを開けて

カラダを外に向けた