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従わない奴隷
第12章 ユウリと今野
それから
ずっと気になっていた
今野と会う
約束の時間や場所を
ユウリから聞いて
俺は
夜のバイトに出かけた
遅刻だった
ユウリの部屋に
なるべく
長く居たくて
ユウリが
時間を気にしてたのに
今日は
遅番だとか
テキトーな
ウソをついて
もう
ユウリには
触れなかったけど
それでも
あの部屋にいたくて
何杯も
お茶を飲んだ
ユウリの手を
俺の手で包んで
爪を
触って
腕を
握ったら
俺は
もっとユウリに触れたくて
たまらなくなっていた