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従わない奴隷
第12章 ユウリと今野
今野に会う時間が
近づいて
俺はユウリを
車に乗せ
待ち合わせの駅近くまで
車を走らせた
ユウリは
だんだん
無口になって
緊張している
みたいだった
家に居た時は
あんなに
笑っていたのに
駅から
少し離れた場所に
車を停めて
俺は
ユウリと
駅まで歩くことにした
どうしても
今野を
見たかったからだ
「ライキさん
もう・・」
「いいんだよ
どうせ暇だし」
待ち合わせ場所に近づくと
どんどんユウリの
歩くペースが落ちて
どんどん
うつむいて
なんだか
俺は
ユウリが心配に
なってきた
駅が見渡せる場所に
到着すると
俺は
ガードレールに
腰かけて
ユウリと
向き合うようにして
ユウリに
話しかけた
「ユウリ?」
「はい」
「せっかく
キレイにしてんのに
そんなに
うつむいてばっかだと
髪で
顔が隠れちゃってんじゃんか」
「・・・・」
「ちょっと
こっち来て」
そういって
ユウリの腕をつかんで
俺の
手の届くとこまで
移動させた
「俺の顔、見ろ」
さっきまで
俺の足元を見ていたユウリが
顎を上げて
俺を見た
俺は
両手を
そっと
ユウリの耳元にやり
顔を隠してしまった髪を
肩の後ろに
流すように
やさしく
とかした
「この髪が
肩より前に来ないように
うつむかないで
歩いていけよ?」
「ライキさん・・・」
「どした?」
「・・・・・」
近づいて
俺はユウリを
車に乗せ
待ち合わせの駅近くまで
車を走らせた
ユウリは
だんだん
無口になって
緊張している
みたいだった
家に居た時は
あんなに
笑っていたのに
駅から
少し離れた場所に
車を停めて
俺は
ユウリと
駅まで歩くことにした
どうしても
今野を
見たかったからだ
「ライキさん
もう・・」
「いいんだよ
どうせ暇だし」
待ち合わせ場所に近づくと
どんどんユウリの
歩くペースが落ちて
どんどん
うつむいて
なんだか
俺は
ユウリが心配に
なってきた
駅が見渡せる場所に
到着すると
俺は
ガードレールに
腰かけて
ユウリと
向き合うようにして
ユウリに
話しかけた
「ユウリ?」
「はい」
「せっかく
キレイにしてんのに
そんなに
うつむいてばっかだと
髪で
顔が隠れちゃってんじゃんか」
「・・・・」
「ちょっと
こっち来て」
そういって
ユウリの腕をつかんで
俺の
手の届くとこまで
移動させた
「俺の顔、見ろ」
さっきまで
俺の足元を見ていたユウリが
顎を上げて
俺を見た
俺は
両手を
そっと
ユウリの耳元にやり
顔を隠してしまった髪を
肩の後ろに
流すように
やさしく
とかした
「この髪が
肩より前に来ないように
うつむかないで
歩いていけよ?」
「ライキさん・・・」
「どした?」
「・・・・・」