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第22章 抱き合う　心　・・・最終章

ライキさんは

コーヒーの香りがした




「んじゃ

行くか」




そう言って
ライキさんは
ライトをつけたのに


すぐに
またライトを
消して


シートベルトまで

外してしまった




忘れ・・・もの？





「やっぱ
家に着くまで
我慢できねぇ・・」





あっ・・





気がついた時には


ライキさんは
私のすぐ
目の前にいて




耳を

触られているのか




髪を


撫でられているのか




なんだか

わからないまま






キスを



していた



















ライキさんのキスは




コーヒーの香りがした










それから

ライキさんの部屋に
向かったけど



途中


目を閉じると



コーヒーの香りを
思い出して



その香りを思い出すと








キスを






思い出して




そんなことを
考えていることが


恥ずかしくて



それが
ライキさんに
知られていないか



気になって





私は

何度もライキさんを



見てしまった