この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真実アイロニー【完結】
第10章 衝動的。

ナビで駅に近い公園を探すと、そこの近くに車を停めて小早川を見付ける為に公園へと急ぐ。

街灯が疎らにあって、静かな公園は少しだけ不気味だ。
こんな真っ暗な中に小早川がいるのか?


切ったとか、それ以外にも危険な気がする。
急いで見付けないと。


園内を必死に走り回って、やっと俺はベンチに蹲る小早川を見付けた。


肩で息をしながらも、小早川が無事でいた事にとりあえず安堵の息を漏らす。
急いで小早川の元へと近寄る。


「小早川」


後ろからそう声をかけると、びくりと小早川の体が揺れた。
それから、ゆっくりと振り向く。


小早川の綺麗な黒髪は月明りに照らされて、天使の輪っかを作っては揺れている。
薄い茶色い瞳が俺を捉えた。


切った手首を隠す様に、反対の手で覆っている。
だけど、微かに見える赤い血液。


胸がぎゅうっと苦しくなる。
それほど深く切ってしまうって、一体何があったんだよ。

/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ