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第2章 拓也の想い

拓也side

母さんにまた思わず、あんな事をしてしまった。


最近のオレは、やっぱり変だ。
こんなに母さんの行動を縛り付けて、苦しめて。


わかってる…。
オレが、母さんの幸せを奪ってるんだよね?


ほんとなら、男だっていくらでもできただろうに。
オレが全部邪魔をしたんだ。

けれど

父さんが病気で死んでから、ずっとオレの為だけに生きてきた母さんを、

今さら離せやしない…！


誰にも渡さない。

オレには、母さんしかいないのだから……。