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君へ贈る愛の唄
第3章 金縛りの夜

歩き疲れたオレと母さんは、ベンチで少し休むことにした。


ちょうど近くの売店にソフトクリームが売っている。

「母さんはバニラが良かったよね?オレ買ってくるから待ってて」


「うん、ありがとう」


ーーーー

そこではオレの前にソフトクリームを買う人が結構並んでいて、時間がかかりそうだった。


やっとバニラとミックスの二つを手にしたオレは、母さんのいる方へ振り返った。


が、オレの心臓がドクン!と音をたてる。


母さんの前に男が2人立って、何やら母さんに話し掛けているではないか。
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