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君へ贈る愛の唄
第9章 あやまち

さやかside

今日は拓也さん、お休みなんだ。


あの日から会うのがとてもつらい…。
わかっていたのに。
付き合ってる人がいることなんて。

だから私はもう、ここを辞めるつもりだった。でも店長に言うと…。

ーーーー

『ええっ!
山本さんに今辞められたら、うちの店舗大打撃なんだよ〜。頼むから考え直して、ねっ。時給だって上げてもいいから』

「…」


それになぜか拓也さんの上司、日野さんだっけ?まで私に言うの。

『コホン。何か困ったことがあったら、いつでも僕に相談して?』

って。

ーーーー

はぁ。

それで、結局続けてるわけだけど……。
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