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君へ贈る愛の唄
第10章 ♪恋人達のペイヴメント

拓也side

その後オレは、机に向かって勉強中…と言っても、頭は別の事を考えていた。


母さんの元気がないのが、ずっと気になっている…。

ばあちゃんに見合い話を断ったのを、まだ気にしてるのか?
それともまだ何か、オレに隠していることがあるのか……?

トントン

突然ノックの音がした。

「入ってもいい?」と、母さんの声。

「いいよ」

でも、

オレは後ろを振り返ってびっくりした。
そこにはピンクのパジャマを着た、可愛すぎる母さんが立っていたから。

ゴクッ…

「ど、どうしたの?その格好は反則だよ」

「いいの。母さん、拓也と一緒に…寝たい」

「え…っ」

オレの理性は、その言葉でぶっ飛んだ。いすをはねのけ母さんをベッドへ押し倒したのは一瞬だった。

「きゃっ」


「母さんその意味わかって言ってるんだよね?オレに抱かれてもいいっていう」
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