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永遠に続く恋を……
第12章 あなたの為に
「美羽から会いたいって言われたのは、初めてだな」
先に口を開いたのは高遠さんで……。
「でもそれも最初で最後……かな」
その言葉に私は顔を上げた。
「俺………美羽には幸せになってほしいと思ってる。勝手だけど本当にそう思ってるんだ」
「私も………です」
震える手を握りしめる。
「今までありがとう」
高遠さんのその言葉が ──。
私たちの ”別れ” だった。
結局、私は別れの言葉なんて言えなくて。
彼に言わせてしまったんだ。
最後まで………ごめんなさい。
ぎゅっと押しつぶされそうな心。
だけど、もう引き返せない ──。
今度は、私が彼を置いて先に店を出た。
先に口を開いたのは高遠さんで……。
「でもそれも最初で最後……かな」
その言葉に私は顔を上げた。
「俺………美羽には幸せになってほしいと思ってる。勝手だけど本当にそう思ってるんだ」
「私も………です」
震える手を握りしめる。
「今までありがとう」
高遠さんのその言葉が ──。
私たちの ”別れ” だった。
結局、私は別れの言葉なんて言えなくて。
彼に言わせてしまったんだ。
最後まで………ごめんなさい。
ぎゅっと押しつぶされそうな心。
だけど、もう引き返せない ──。
今度は、私が彼を置いて先に店を出た。