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時を越えて
第1章 時を越えて
私は早速、自分のドアを開けて中を見た。

見事に全部 揃っていた。

私はいっぺんに独身気分に落ちていった。

横を覗くと、同じく奨も満足そうに微笑んでいた。

それから テーブルに二人で座り 私の口からポロッとでてしまった!

「ホントに夢みたい。まさか独身気分になれるなんて。」

すると「独身気分?」と奨が言った。

(……しまった!嬉しさのあまり 言ってはいけない事を言ってしまったよ!)

私は 焦った。


「ううん 違うの 私ねずっと親が厳しくて 一人暮らし させてくれなかったの………だから」

私は慌てて言葉をつけたした。

(少し 変に思ったかなあ?)

すると「そうか 一瞬 びっくりしたよ。」と奨は言った。
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