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愛の儀式/私を調教(おと)してください
第2章 玩具調教

「今日の美穂……すごくよかったよ。今までで一番激しかたね。僕もつい夢中になってしまったよ」
謙二の優しくてやらしい声が私の身体を撫でる。
火照った身体が冷めていく。
でも胸の中は暖かいまま。
恥ずかしくて、嬉しくて……。
謙二はいつもそう。
オナニーで果てた私に優しい言葉をかけてくれる。
「僕も気持ち良かった……。たくさん出ちゃったよ、美穂……今日はありがとう」
謙二の言葉にドキッとする。
恥ずかしくて顔が真っ赤になるのが自分でもわかる。
謙二はたまに私と一緒に果ててくれる。
それが本当なのか、電話の向こうでどんなことをしているかはわからないけれど、私の声で感じてくれてると思うと、正直嬉しくてオナニー後の罪悪感が消えていく。
謙二のような男は、チャットの時もたくさんいた。
でも謙二は特別……。
もしかしたら文字と言葉の違いかもしれないけれど、私の感性とすごく相性がいい。
いや、違う─────
私……謙二に恋してる。
「謙二さん……あのね──私────」
会いたいの、と言いかけ言葉を呑む。
私のやらしい姿を謙二に見られたい、謙二にもっと虐めてもらいたい────
でも、そんなこと恥ずかしくて言えないよ……。
「わかってるよ、美穂。ローターの事だね。勝手にオナニーした罰だから今日は使ってあげないよ。じゃあ、おやすみ───。身体が疼いたらいつでも電話しておいで」
違う違う───そうじゃないの……。
もう……謙二の意地悪──────

