この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
同棲ラプソディー
第6章 |
お義理程度にコマリをなでて
「残念だな」
と苦笑いした。

もしコマリを飼えればこれから先も吉見に会うチャンスが
あるかもしれないからな。

そんな意地悪な考えを表に出さないように
二人の会話を聞いていないかのように、俺は座り込んでコマリをなでていた。

「ゴンが死んでから母さんが寂しがってさ。
新しく犬を飼おうと思っていたところなんだ」
「え?ゴン死んじゃったんだ・・・」
「あぁ。真理子にも可愛がってもらったよな」
「そんな・・・」

「またウチに遊びに来いよ。母さんも喜ぶよ」
「・・・・そんな訳には行かないよ」
「誰も気にしないって」

そんなことないだろ・・・なぁ?コマリ。

「また、電話してもいいかな?」

その男が、そんなことを言いだすから、
俺はスッと立ちあがった。

「俺、コマリと散歩しながら先に帰ってるよ」
そう言いながら歩きだす。
「佐藤さん」

ここで、俺が「俺が吉見と付き合ってるんだ」と言えばいいのか?
自嘲気味にそう呟けば
コマリは関係ないわ。とちょこちょこ歩きだす。

「お前は良いよなぁ~」
そんなコマリを見て少し気分が晴れてそう呟けば

「うわ・・・佐藤・・・あんた独り言?」
そう後ろから声をかけられた。

「あ?」
/46ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ