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2年目の関係
第4章 16:30〜

懐かしさもあって、思わず見惚れていると
「穂、何か綺麗になったんじゃない?」
爽やかな笑顔で、褒められた。
ドキッ!
そんなイケメンな笑顔で言われたら、人妻でもときめくじゃない!
「もう! 山之内くん、相変わらず口が上手いなぁ〜! お世辞でも嬉しいわ!」
照れ臭くなって、内心の嬉しさを誤魔化すように茶化したつもりだったのに――――
「本当だよ。昔から俺、穂のこと可愛いと思ってたし」
「えっ……」
山之内くんの瞳は私を優しく見詰めながら、微笑んでいた。

