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第7章 ２０：３０〜

その音にスイッチが入ったのか、山之内くんの舌も口の中に入ってくる。


ヌルッとした感触が、隙間を押し広げていく。


「うっ……ふぅぅん……」


山之内くん――――それ以上はダメ……。


まだ服は、脱がされていない。


キスだけなら、酔った勢いの戯れでまだ済む。


何とかここで、踏み止まらなければ――――！


だけど、山之内くんの舌は止まる気配がない。


根元まで侵入してきて、ガッチリ私の舌を絡め取った。


クチュ――クチュ……チュプ……クッチュ……


ゆっくり――
ゆっくり――

ねっとり――――


舌の根から引き抜かれそうなくらい、練り回される。