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本日もエロ日和なり
第8章 その8
関の会社は県外なのだが。

(見えない糸というやつかな)と思う。


『……先生。
お願いします。
私は本当に不感でして…………主人には演じておりました。
が、演技だと薄々気づいているとは思います………
こんな年齢になり子供もいるのですが、
主人に……捨てられたくないのです』


私は不覚にも(……いじらしい)と感じた。

『……わかった。
出来るだけ協力しよう』


『本当に?』パァッと明るい表情になる芝彩音…………。
よほど思い詰めていたのだな。


私は芝彩音を抱き寄せ、
耳元で『………緊張せずに。
力を抜いて、私に任せて』と優しく囁いた。


芝彩音がおずおずと私にしがみつく。


唇を食むようにくわえ……接吻を交わす。


『………自分で脱いでごらん。私の目の前で』
おそらく、不感とは精神的なものだ。
私は敢えて羞恥を持たせることで、
感情に揺さぶりをかけることにした。
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